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魚は居るが、東の海は当てにするな~

2013 年 7 月 3 日
このタイトルを聞いて何かピンときますか?

東の海と言うのですから海の事、それも私の仕事場は東京湾です。
と言う事は東京湾の東部って事になりますね!

でも、当てにするな~?ってどう言う事?

昔から東京湾で漁師をしていた方々や、船頭をしていた方々がよく口にした言葉です。
当てにはするなと言う事ですから、当てにはするなと言う事です。
但し魚は居る!

簡単に言えば、アタリハズレが大きい海域と言う事です。
千葉県側の釣り場として代表的なのが、長浦海域から南の盤洲や木更津です。
それよりも上手の海域を東と呼んでいます。

確かに攻める船長は居ませんでしたね~昔は!
ま、未知の海域とでも言いましょうか。

でも、海は水続きですから絶対に魚が居ないわけないのです。
何処かに良いポイントがあるはずと昔からアッチコッチと探索したものです。
その頃は定休日も月に2日しか有りませんでした。
でも休みの日にも船を出してポイント探索してましたね~!
その甲斐有って結構良いポイントを見つけられました。

何十年も前の事になりますが、冬には眞子カレイの爆釣や春にはマダコの爆釣、秋になれば良型ハゼが
四季折々色々な魚達が釣り人を喜ばせてくれました。

先輩船長に言われた事がありました。
俺のオヤジも東は当てにするなと口酸っぱく言っていたが、見事にお前はこの言葉を覆したなと!
俺が生きているうちは、生き証人となってやるとまで言われた事がありました。

攻める釣り船も居ませんでしたから、半ば独占状態でした。
ま、ひねくれた若僧時代の出来事ですから!他船よりも絶対に良い釣果をという信念で仕事していましたから。

その頃はネットなんかはありませんでしたから、他船の釣果を知るには翌日の新聞欄しかありませんでした。
今は良くなりましたね~!ネットで調べれば、何処で何がどれ位釣れているか一目瞭然ですから!
船長業も昔より、かなり楽になったはずです。

ハイテク機械もありますし、船も高速化してコッチがダメなら今度はコッチと!
釣れている船があれば、翌日はそこのポイントにまっしぐら!
そんな船も多くなったような気もしています。

情報欄には、ごもっともな事をズラズラ書く船宿さんもいますが
私だったら、恥ずかしくてとても恐れ多くてそんな事書けません。
ハイテク機械が行き成り無くなってしまったら面白いだろうな~なんて感じる時もあります。

私は言葉のマジックは得意ではありませんし、ありきたりな事しか書けません。
でも信念持ってこの仕事の従事しています。

商売ですから、情況悪くとも釣れますよ~って言わないといけないのでしょうけど
そこは性格上どうしても言えないんですよね!





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